おはようございます。dorayakiです。
休み明けですが、今日も一日お仕事頑張っていきましょー。ということで、本日のアイスブレイクネタ記事です。
通勤途中や朝のコーヒータイムの片手間にでも読んでいただければと思います。
ということで、今日もテレビ東京のワールドビジネスサテライトから拾ってみました。
コロナ渦での自粛による人の移動の大幅な減少やテレワーク/リモートワークの普及により、旅客数が激減してしまい、甚大なダメージを受けているエアライン業界。果たしてコロナが終息を迎えた暁には、元通りになるのか、今後のビジネス動向について注目してみたいところであります。
コロナの影響をもろに受けているエアライン業界
国土交通省の航空輸送統計によると、2021年11月の国内定期航空の旅客輸送量はコロナ前の2019年11月の時期と比べて、60%ほどの水準(約40%減)まで回復を見せていいますが、国際旅客輸送量については、インバウンド需要でにぎわっていた2019年と比べると1割ほど(約90%減)と、目も当てられないほどです。
各エアライン事業者も、減収減益と、コロナ前と比較して甚大なダメージを受けている状況です。
そんな中、貨物輸送事業が、現在のエアライン事業を支えているような状況です。
例えば、JALの2021年度第3四半期の決算報告資料を見てみると、上記の通り旅客輸送はどえらいマイナスを示していますが、貨物輸送にいたっては、コロナ前の2019年度の同期と比較して+133%と、好調な数字を示しています。
ANAにいたっても、2019年度の第3四半期と比較すると+160%ほどの伸びを見せています。
貨物輸送が伸びている原因としては、輸送方法が、海上輸送から航空輸送へ需要がシフトしたことにより、大幅に増加したことが原因のようです。
海上輸送側は、コロナ渦での工場稼働率の問題による貨物用のコンテナが不足していたり、港湾のスペース不足による貨物船の沖待ち、港湾混雑、それによる輸送遅延といった問題を抱えているようです。こちらも大変ですね。。
空輸での産地直送を実現
そんな中、昨夜のWBSでは、ソラシドエアによる空輸での産地直送を実現する「ソラチョク便」について、取り上げられていました。
なんでも、宮崎県の朝採れ野菜を飛行機で輸送することで、その日の夕方には都内のホテルに届けられるようになったとのこと。これまで2日かかっていた時間が8時間ほどで都内まで届けられるようになったようです。
これにより、都内のホテル側は、その日にとれた食材を新鮮な状態で提供できるようになるわけですな。また、魚といった、生ものについても輸送可能で、これまた宮崎県のチョウザメ養殖事業者から、チョウザメを輸送して、身の方も一緒に提供できるようになったとのこと。
チョウザメといえば、キャビアが有名ですが、実は身の方も食用として十分食べることができるのです(欧州の方ではよく食べられているそうな)。しかし、現状では地元で消費できなかったものは、廃棄されていたたとのことで、販路が広がることにより、フードロスの削減にもつながりそうですね。
宮崎県は、悲しいことに九州新幹線のルートからも外れていたので、物流ルートが開拓されることは、その地域によってもよいことではないかなぁと思います。
コロナ明けのエアライン事業を考えてみる
海外の一部の国では、オミクロン株のピークアウトも見えており、これまでの日常を取り戻すような雰囲気をみせていますが、(日本は絶賛まん防中で、なんとも落ち着きませんが)、コロナによるパンデミックが終息を迎えた後、航空業界は果たして、コロナ前と同等、またはそれ以上の売り上げや利益を上げることができるのか、といったことが焦点になってきますね。
まず、旅客輸送については、国内外の観光を目的とした旅客数の回復は見込めんでもよいところかと思います。ポイントとしては、ビジネス利用客がどこまで戻ってくるのか、というところかと思います。
テレワーク/リモートワークが定着しつつある中、これまでのように、簡単に海外出張、、という風にはいかないとみています。ビデオ会議やオンライン会議などのツール系も充実している中で、海外出張をするということには、それなりの理由が求められてきそうな気がします。コストカット、費用対効果といった点での理由で、これまでよりも必要性が求められそうな気がします。
貨物輸送への取組みについて、今後どこまで本腰を入れてとりくむのか、エアラインの物流事業に対するスタンスに注目するところかと思います。
空輸の一番のメリットは、輸送スピードの速さにあると思います。そんな中、陸路での輸送スピードがボトルネックになってしまっては本末転倒です。そうならないために、例えば、配達先まで確実に届けきる、ラストワンマイルを埋めるために、陸路を専門とする物流事業者との業務提携を行うといったことや、自社で地上の物流網を構築するような動きも出てくるかもしれません。
実際に、ソラシドエアでは、営業担当者の人が、空港から車で届け先のホテルまで運んでいました。
輸送スピードに付加価値を見出し、遠隔からの輸送をこれまで以上の早さで実現できることは、様々ま業種やビジネスシーンで需要はありそうです。
旅客輸送の回復と貨物輸送での新たなビジネスの創造の両面で今後のエアライン事業は見ていけるとよさそうですね。
ということで、本日はここまでになります。
この記事がみなさまの本日のお仕事の一助になれば幸いです。
それでは、本日も頑張りましょう!いってらっしゃい~