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急成長するノンアルコール市場(続)

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おはようございます。dorayakiです。

今日も頑張っていきましょー。ということで、本日のアイスブレイクネタ記事です。

通勤途中や朝のコーヒータイムの片手間にでも読んでいただければと思います。

ということで、本日もテレビ東京のワールドビジネスサテライトより。

ノンアルコール市場が伸びているよーという話が、またも取り扱われていたので、今回もちょっと深ぼってみたいと思います。

ブームなのか、はたまた季節的なものなのか…

ノンアルコール飲料ブームの実態

ノンアルコールの市場が伸びているのは、以前の記事(急成長するノンアルコール市場)でもお伝えした通り、人々の趣向やライフスタイルの変化、酒税法改正などが主な要因といわれています。

では、ノンアルコール飲料がどれほど伸びているのか、実際のところどうなのよ、ということで、大手飲料メーカーの売り上げ情報などを踏まえて、見てみたいと思います。

まずは、酒類全体の売り上げがどのように推移しているか、という点で見てみたいと思います。※各社の集計方法によりますが、ノンアルコール飲料は基本的は清涼飲料水ではなく酒類に含まれています。

    • サントリービール等(サントリーホールディングス):
      2021年度の売上は、7,851億円。2020年度(7,186億円)と比較すると、約9%増に見えますが、2019年以前の経年で見てみると微増という感じで推移しています。
    • アサヒビール(アサヒグループホールディングス):
      2021年度の売上は、7,221億円。経年で見てみると、右肩下がりの状況です(2017年の売り上げ:9,689億円)
    • キリンビール(キリンホールディングス):
      2021年度の売上は、6,383億円。こちらも経年で見てみると、ほぼ横ばい、若干右肩下がり、くらいな状況です(2017年:6,470億円、2018年:6,681億円、2019年:6,650億円、2020年:6,322億円)

ここ1、2年は、コロナの影響も考慮する必要がありますが、全体的にみるとだいたい横ばい状態なのかなぁという感じでしょうか。

それでは、続いて、酒類の中でノンアルコール飲料がどのように推移しているのかを見てみたいと思います。こちらは、アサヒビールとキリンビールさんのみになります。

  • アサヒビール:
    ノンアルコール飲料(アルコールテイスト清涼飲料)比率は、酒類全体で約6%(金額ベース)を占めています。2020年度の前年比をみると、25.7%増とビールなどの他の酒類と比較して突出して伸びている状況です(ビール類は前年比▲6%)。
  • キリンビール:
    ノンアルコール飲料の比率は、酒類全体で約2.3%(数量ベース)を占めています。2020年度の前年比をみると、10.9%増と、こちらも突出して伸びている状況です(ビール類は前年比▲4.1%)。

ということで、構成比率はビール等の古参には圧倒的に及ばないまでも、伸びとしては他と比べて非常に順調なので、市場で騒がれているのもうなづける状況ではないでしょうか。

また、酒類を取り扱う飲料メーカーとしても、主軸であるビール類等の売り上げが下がっていく中、新たな収益源という形でノンアルコール飲料を推していくとうのは、納得できるものであります。

また、酒税法の対象にならないことで、利益率としても、他の酒類よりも高い利益率を出すことができるため、これを推していかない手はないでしょうなぁ。大体350mlで200円ほどなので、清涼飲料水としてみると割高ではありますしね。

国と民間企業の終わらないいたちごっこ

とはいえ、ノンアルコール市場も伸びすぎると、またも酒税法あるいは何らかの制度によって、課税の対象となっていくのだろうなぁというのが筆者の見立てであります。

課税に関しては、国と民間企業の終わらないいたちごっこを繰り返すのが、日本式といいますか、世の常であります。一方でそういった制約があるからこそ、産まれるものもあったりするわけで、環境に応じて柔軟に対応していくことが重要なのではないかと思います。(あくまでポジティブにとらえるとですが笑)

ということで、本日はここまで。

この記事がみなさまの本日のお仕事の一助になれば幸いです。

それでは、本日も頑張りましょう!いってらっしゃい~

 

 

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