おはようございます。dorayakiです。
今日は金曜日。ラスト一日もお仕事頑張っていきましょー。ということで、本日のアイスブレイクネタ記事です。
通勤途中や朝のコーヒータイムの片手間にでも読んでいただければと思います。
ということで、今日もテレビ東京のワールドビジネスサテライトより。
連日報道が鳴り止まないウクライナ情勢。停戦交渉も進まず、終結の兆しが見えないところであります。
ロシア進攻による経済制裁は、ロシアへダメージを与えている反面、各国の企業にもマイナスの影響を与えている状況であります。
世界一の面積を有するロシア。ビジネス的な影響はもとより、物理的にも閉ざされることは、世界中物流網に影響を及ぼします。特に、日本は、西側との物流において、ロシアとの絶妙な位置にあり、陸・海・空のすべてにおいて影響が出始めています。
欧州との陸・海・空の物流網への影響
日本の国際的な物流網、特に欧州側との物流網について、ルートは陸・海・空の3つがあります。
後述の説明上順番前後しますが、
まず、海路については、エジプトのスエズ運河を通るルートが主要な海上ルートとして挙げられます。
そして、陸路ということで、ロシアを通るシベリア鉄道と中国を通る中欧班列という列車の大きく2つがあります。
最後に、空路については、ロシア上空を飛ぶルート。こちらが欧州との空のルートとして最短とされています。
この3つのルートがどういった状況か、順序立てて説明していきます。
コロナの次は、ウクライナ進攻…弱り目に祟り目な物流網
まず、基本的な欧州の物流網としては、スエズ運河を経由する海上ルートが主な物流ルートとして使用されていました。
しかし、この海上ルートはコロナの影響を受けて、貨物用のコンテナ不足や港湾のスペース不足による貨物船の沖待ち、港湾混雑といった状況に陥り、輸送遅延といった問題を引き起こしていました。
そこで、次に白羽の矢がたったのが陸上ルートです。
シベリアランドブリッジと呼ばれる、その名の通りシベリア鉄道を幹線としたルートで、以前より国土交通省によるシベリア鉄道による貨物輸送の利用促進に向けた実証事業なども行われていました。
コロナによる海上輸送の混乱を受けて、改めてこのルートが注目され始め、自動車メーカーも乗り出したり、日通もシベリア鉄道を利用した輸送強化に乗り出したりと、まさにこれからというときに、ロシアのウクライナ進攻を受け、利用が中止となりました。
そして、海上ルートの問題により、ここ数年貨物輸送が伸びている空路はどうなのかというと、案の定、ロシア領空の飛行禁止の影響により、こちらのルートも閉ざされているという状況です。
うということで、3つの内、陸・空の2つのルートは閉ざされている状況で、色々と問題はあるけど海上ルートを使わざるを得ないというのが実情であります。
物流業界にとっては、正に弱り目に祟り目といった状況です。
そうなると、輸送費の高騰などが起こり、近いうちに、我々の生活にも跳ね返ってくることになりますので、あまり他人事ではない状況であります。
見えない見通し
今後の見通しについては、当たり前ですが、ウクライナ情勢が終息するまでは今の現状が続いていくとみられ、その終息の見通しはというと、停戦交渉も進んでいない状況で、見えないというところが現状でございましょう。
物流の問題は我々の生活に直撃する問題であり、輸送費の価格高騰による物価の高騰、資源の価格高騰による物価の上昇といったことが発生してきます。
また、停戦したからといってすぐに元通り!ということになるわけもなく、各国や民間企業としてロシアとの付き合い方やビジネス、カントリーリスクが改めて見直され、場合によっては、大きな方針の転換もあるとみています。
こんな感じで、ビジネス、生活、政治、安全保障等に様々な問題が生じてりますが、何はともあれ、ウクライナの国民のことを思うと、早く終結してくれることを心から願うばかりであります。。
ということで、本日はここまでになります。
この記事がみなさまの本日のお仕事の一助になれば幸いです。
それでは、ラスト1日も頑張りましょう!いってらっしゃい~