おはようございます。dorayakiです。
今日も一日お仕事頑張っていきましょー。ということで、本日のアイスブレイクネタ記事です。
通勤途中や朝のコーヒータイムの片手間にでも読んでいただければと思います。
ということで、毎度元ネタはテレビ東京のワールドビジネスサテライトより。
本日は、ビール市場についてです。このブログでは過去にノンアルコール市場について記事を書いてきましたが、今回は、王道のビール市場について取り上げてみたいと思います。
若者のビール離れ?縮小するビール市場
それではまず、ビール市場の全体の動向について見てみましょう。
アサヒビールの調べによると、発泡酒や新ジャンル、第3のビールを含むビール類全体の市場規模予測については、基本的に右肩下がりの状況という風にみられています。
2021年は、2020年度比でマイナス5%ほどのようです。
その中でビール単独を見てみても、右肩下がりの状況となっており、2021年は、2020年度比でマイナス1~2%ほどという風にみられています。
大手飲料メーカーの情報も、かいつまんでみてみましょう。
- アサヒビール:
ビールの比率は、酒類全体では約48%(金額ベース)を占めています。ビール(スーパードライ)単独の2020年度の前年比をみると、マイナス6.7%と市場動揺下がっている状況であります。 - キリンビール:
ビールの比率は、酒類全体で約23%(数量ベース)を占めています。2020年度の前年比をみるとは、4.1%増と、こちらは増加しているような状況です。
各社によって、増減はまちまちのようですが、ビール類全体としては下がっていく傾向というところは大筋の路線なのかとみています。
その縮小を少しでも食い止めるために、飲料メーカーは、第3のビールやノンアルコールビールなどのラインナップを拡充することで、縮小を抑えてきたというような感じでございましょう。詳しくは以前の記事もご参照ください。
若者のビール離れとよく言われてはおりますが、もう少しかみ砕くと、ワインやウイスキーなども市場に流通するようになり消費者側の選択肢が増えたことを受けて、ビールの割合が薄まってきた(ビールから見ると減少のように映る)といったところが実態なのかとみております。
クラフトビールは救世主となりうるか?
そんな中、第3のビール、ノンアルコールビールに続いて、クラフトビールが、低迷する酒類の売上を上げを救う救世主となるか、といった点が注目されております。
クラフトビール市場はどのように言われているかというと、日本経済新聞によるとビール販売量に占めるクラフトビールの割合は2019年時点で0.9%だったものが、2026年には3%にまで成長するといわれており、伸びしろに期待されているような市場のようです。
また、キリンビールが、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」をリニューアルすることで前年比1.5倍の販売規模を目指すことを発表するなど、飲料メーカー側もクラフトビールを積極的に推していくような動きもあるような状況です。
まだまだ市場としての規模は小さく、救世主となりうるかどうか判断は難しいところでありますので、長い目で見る必要がありそうですね。
ビール類のマルチブランド戦略
昨今のビール類の市場においては、王道のビールを主軸として、発泡酒、第3のビール、ノンアルコールビール、そしてクラフトビールとビール類の中でも、アルコール度数、高級⇔低価格、テイストといった要素で差別化を行い、消費者の選択肢を増やすマルチブランド戦略がとられているように思います。
全体的には減少傾向にあるビール類市場ですが、このようにマルチなラインナップを用意し、ポートフォリオ組むことで、多様化する消費者のニーズをとらえるとともに、市場縮小の抑制、ひいては拡大につなげていくような取り組みが、今後推進されていくのではないかと思います。
ビール好きの筆者としては、個人的にも、ぜひ盛り上がっていってほしい次第であります。
ということで、本日はここまでになります。
この記事がみなさまの本日のお仕事の一助になれば幸いです。
それでは、本日も頑張りましょう!いってらっしゃい~