サラリーマンをやっていると、よくニュースだ、日経だぁを見ろとよく言われて、新人のころなんか、その日の新聞からネタを探してきて発表しろなんてこともよくあると思います。また、クライアントとの打ち合わせでも何かとアイスブレイクで、ビジネスの小ネタを求められるシーンなんかもよくあると思います。
ということで、そんな時に困らないように、最新の時事ニュースから、ちょっと話を広げてみて、今日の小ネタとして使えるような情報を筆者の簡単な考察も添えて、お届けできればと思います。(目標は読者のみなさまがアイスブレイクを振られたときに、ウィットにとんだ考察と合わせて答えられるようなものを目指しています。)
通勤途中、朝コーヒー片手に読んでいただければと思います。
ということで、一発目としては、テレビ東京のワールドビジネスサテライトから拾ってみました。
今回は、ノンアルコール市場の成長について特集が組まれていたので、こちらについてちょっと深掘りしてみたいと思います。
ビールと言えば、飲む人も飲まない人もサラリーマンライフには、色々な意味で欠かせないものですので、第1発目としてはよいネタだと思います笑
急成長をとげるノンアルコール市場
主な概要としては、昨今の健康志向の高まり等により、ここ数年でノンアルコールビールが急成長を遂げているようです。
サントリーホールディングスさんのレポートによると、ここ10年で倍近い成長を遂げているようです。2021年度は前年比111%増の見込みということで、なかなか景気がよろしいお話のようです。
ビールの種類
今回は、ノンアルコールビールのお話ということで、どこが何を出していたっけということで、大手4社のノンアルコールビールのラインナップを見ておきたいと思います。
アサヒビール:アサヒドライゼロ
サントリーホールディングス:サントリーオールフリー
キリン:零ICHI
サッポロビール:サッポロ プレミアムアルコールフリー
さて、本題に戻りまして、ビール系飲料の種類は何があるかというと、まずは定番の「ビール」、続いて「発泡酒」、そして「新ジャンル/第3のビール」と大きく3つに分かれています。
何を基準に分けているかというと、大きくは麦芽比率で分かれています。ざっくりと、麦芽の使用割合が50%以上のものをビール、50%未満のものを発泡酒等というような感じでとらえる良いのだと思います。さらには種類によっては、販売ノルマみたいなものもあったりします。
ここに、ノンアルコールビールやアルコール度数1.0%未満のものが入ってくるといった形で、ポートフォリオが組まれることになるようです。ちなみに、ノンアルコールビールやアルコール度数1.0%未満のものはビールや発泡酒ではなく、清涼飲料水の枠組みの中に分類されます。
筆者考察:飲料メーカーの戦略…裏にあるのは酒税法改正への対応?
飲料メーカー各社はこのようにポートフォリオを組むことで、飲む人、飲まない人、様々な人の「酒の場のニーズ」にこたえようとしているのだろうということは、見てとれますが、別の視点からみると、酒税への対応ということもできるかと思います。
といいますのも、2020年10月に酒税法が改正され、2020年から2026年にかけて、ビールや発泡酒、新ジャンル/第3のビールにかかる税金を統一する形に変更になります。これによると、ビール系飲料では、ビールは引き下げ、発泡酒と新ジャンルは、引き上げということになっています。
これまでも酒税は都度都度改正され、飲料メーカーも様々な策を講じてきました。その策の一つが発泡酒や新ジャンルという戦略だったのかと思いますが、2020年の酒税法改正により、これらのジャンルもがっつり対象になった、というような感じですかね。(今回は、それぞれの種類のビールの比率までは調べきれていないので、この法改正により、飲料メーカーの売り上げや利益にどこまでの影響がでるのかは、明確に分析はできていないので言及は避けさせていただきます。また別の機会に調べてみたいと思います。)
ただ、ノンアルコールビールやアルコール度数1.0%未満の製品を「お酒のような雰囲気」で売れることで、通常の清涼飲料水よりは単体の利益としては良いんだろうなぁと思います。あと、こういったお酒の場の雰囲気を楽しめるもので、根本的なお酒離れというものも防ごうとしているのかなぁと思ったりするところであります。
いかがでしたでしょうか。こんな感じで、新鮮なネタを新鮮なうちにお届け!みたいな感じでやっていければと思います。業界は今後絞っていくのか、広げていくのかといったことは続けながら考えていきたいと思います。ある程度情報がたまってきたら、業界動向レベルでまとめるといったことも考えてみようかなぁとか。まぁ、この辺りはおいおい。
それでは、今日も一日お仕事がんばりましょー!